接骨院と整骨院

時々、急に右の肩甲骨がきゅーんと痛むことがあります。
胸がきゅーんなら恋かしら、と思うところですが、肩甲骨では何のロマンもありません。
たぶん、いつも鞄を右肩に提げていて、無意識に右肩だけ上げ気味で歩いているからなん
でしょうね。
骨がゆがんでいるのかなあ、治しにいかなきゃなあ、とは思うものの、日々の忙しさに取
り紛れて、なかなか整骨院とか整体マッサージとか、そういうところの扉を叩く機会もな
いまま過ごしています。
まあ、そういう場所には一度も行ったことがないから、どうも何となく気後れする、って
こともありますけどね。何しろ接骨院と整骨院の違いもよく判ってないくらいなんだか
ら。
そりゃ字面を見れば全然ちがうんだろうなってことだけは見当つきますが、それぞれの具
体的なイメージは浮かべにくいんです。
わたしが今行くべきなのは、接骨院よりは整骨院なのでしょうね。折れた骨をもとに戻す
わけではなく、単に矯正したいだけなのだから。
……と思って調べてみたら、じつは接骨院も整骨院も殆ど同じ、ということが判りまし
た。
お恥ずかしい話、「接骨」とか「ほねつぎ」って、その字面から言っててっきり、折れた
骨を外科的手術でもってつなぎ直す、みたいな意味だと思ってました。違うんですね。と
いうかむしろ、接骨院では外科と違ってギプスとか薬とかも出せないんですってね。
つまりわたしが区別ついてなかったのは、接骨院と整骨院、というより、接骨院と整形外
科だったんだ。知らなかったなあ。みんな普通に知ってることなのかしら。
ともあれ、じゃあわたしは、接骨院でも整骨院でも、どちらでも行っていいわけね。
こんど街でそういう看板見かけたら、思いきって入ってみようかしら。